こんにちは、今日は本田健さんの「大富豪からの手紙」という本を読んだ感想についてお伝えしたいと思います。
本田健さんは、日本で有名な実業家であり、作家でもあります。彼は自分の経験や考え方を多くの人に伝えることで、人生の豊かさや幸せに関する事を提供してくれます。
この本を読み終えて最初に感じたのは、もっと早く(若いうち)に読みたかった。ということだ。
私には大学生と高校生の子供が2人いるのだが、この後悔をさせたくなかった事と、是非この本を読んでチャレンジする事や失敗する事の大切さを身につけてほしかったので、それぞれに1冊ずつ追加購入してしまった。だから、我が家には合計3冊の「大富豪からの手紙」がある。それほど私は価値を感じたからだ。
詳細な内容については、実際に手に入れて読んでほしいと思う。
普通の自己啓発本と違い、小説としてストーリーになっている為、感情移入もしやすく小気味よく最後まで読んでいけます。
著者紹介
本田健(ほんだけん、1967年8月23日-)
日本の著作家である。
Wikipedia
お金、幸せ、ライフワーク等をテーマとする。代表作は『ユダヤ人大富豪の教え』。
兵庫県神戸市生まれ
あらすじ
主人公は大学2年生の佐藤敬という青年。大富豪だった祖父が亡くなる前に残してくれた「9つの手紙」を元に、『人生で一番大切なもの』を学んでいく旅に出る感動の物語です。
この小説は、孤児だった祖父が「億万長者」になるまでの80年間に得た「人生のエッセンス」を9通の手紙に構成して、孫に伝えていく名作です。ぜひ読んでみてください。
9通の手紙
第1の手紙:【偶然】
偶然というものは、この世に存在しない。
第1の手紙:【偶然】より引用
偶然におきることはないし、偶然に合う人もいない。
物事には、思い通りに行くときや、全然進まない事もある。「最悪だ!」と思うようなことでも
あとになれば、「あのことがあって良かった」と思える様な事もある。
「全ての事には意味があって、自分を幸せにするために起こっている」
悪い事も必然であり、すべてが自分の幸せに繋がっていくと考えたら、案外気楽に
取り組めそうですね。
本文中では、それを「シンクロニシティ―(Synchronicity)」と呼んでおり、
「一見偶然に見える、意味のある必然」として直感を大切に行動してもよいと言っている。
第2の手紙:【決断】
信じられないかもしれないけれど、「決断した瞬間」に、「その未来は。同時に誕生する」。
第2の手書き【決断】より引用
「決断をすること=自分の新しい未来を創り出すこと」だと覚えておいてほしい。
成功に最も必要な事が「決断」である。
進学、就職、転職、結婚、独立など、決断する事がなければ何も動かないものだ。
「決断せず」に先延ばしをしていては、ごく目先の安全や安定は得られても、心が躍るような
人生になる事はない。
つまり、本文中にもある「最高の未来を手に入れる」ために決断するべきだ。
肝心な事も書かれていた、「決めた事は、紙に書かないと実現しない」という事だ。
第3の手紙:【直感】
自分の心と直感に従う勇気を持つことで、進む道を決める事ができます。
いい感触や気持ちが持てる事なら、きっと良い方向に進んでいるといえるでしょう。
大切な局面で決断する時には、「理性や論理」で決めてはいけない。決める時は「直感」で!
いいかい、「人生で、いちばんつまらないのはね、何も決めないまま、ただ時間をダラダラと過ごしてしまうこと」なんだ。
第3の手紙:【直感】より引用
自分の内なる声に気づく事が大切なんですね。
第4の手紙:【行動】
いくら「決断」しても、「行動すること」なしにはその未来は近づいてこない、1ミリも。
大半の人は、「将来、不都合があるからイヤイヤやる行動」に精一杯で、「楽しいからやるワクワクする行動」をやらない。「この世界には、2とおりの人間がいるんやで、人生の大切なもののために行動できる人間と、行動できない人間や」
大きく分けると人生には2種類しかない
「たくさんの経験をする人生」と「わずかばかりしか経験しない人生」だ。
安全ばかりを考えていては、つまらない人生になるよ。「生きること、それは呼吸することではない。活動することだ」
第4の手紙:【行動】より引用
決めた事を気持ちよく行動するのが一番だ。
そうでなければ、続かないだろう。我慢だけを続けていてはいつか破綻する。
目の前の快楽だけでは、願いは叶わないだろう。
第5の手紙:【お金】
私は、「お金に邪魔されない人生」が最低限、大事だと思っている。
いいかい?お金から自由になるためにはね、「お金をいくら持っているかと、幸せは、まったく関係がない」ということを知ってほしい。
『自分の器』を超えてお金を手に入れてしまうと、人は不幸になってしまうんだ。
誰かを幸せにするたびに、自分の器が大きくなって、お金から自由になっていく。
いいお金の使い道というのはね、「自分とまわりの人を幸せにできる」という視点で考えてほしい。そうすれば、自分の器も大きくなって、お金も増えていくし、自分もまわりも幸せになれる。
第5の手紙:【お金】より引用
ちゃんとお金というモノに向き合わないと、本当にお金儲けなどできないのだな。
私はまだ大金持ちにはなっていませんが、周りの人を幸せにするようなお金の使い方をしたいです。
第6の手紙:【仕事】
「仕事をしないでたくさんお金を得たとしてもね、本当の意味で、人は幸せを感じる事はできない生き物」なんだ。
「天職を探し出す道のりこそが人生の道のり」でもあるから、焦らずにじっくりと向き合ってほしい。
第6の手紙:【仕事】より引用
仕事をしている人は、起きている間の大半を仕事に費やしていると思います。
その仕事が面白くなかったら、その人生はどうなんでしょうか?
だからこそ、「天職」を見つける事は非常に重要だと思います。
第7の手紙:【失敗】
「成功のためには、失敗は必要だ」ということを知るだけでいい。
第7の手紙:【失敗】より引用
「失敗のない成功は危険だ」とも言えるね。
「失敗してもあきらめずに行動し続ける人」の方が、成功する確率が10倍にも100倍にもなる。
失敗した経験のない人もいる。それは、何も挑戦したことがない人だろう。
あきらめなければいつか成功するだろう。諦めるから失敗に終わる。
失敗から学ぶことがなければ、何回失敗しても意味はない。
第8の手紙:【人間関係】
結局は「人は、お金や社会的地位では、幸せになれない」ってことなんだよ。
第8の手紙:【人間関係】より引用
人間関係を良くするには、「まず自分から与えること」であるとされている。
与えることで自分の内面を満たすことで自分が幸せになる。これが最初に一歩だ。
人間関係は義務ではない。「選択の問題」と本文では言っている。
「与えた人が与えられ、与えない人は与えられない」というのは興味深いことだ。
相手を責めているだけでは、問題は解決しない。私も痛い失敗をしたことがある。
人間関係において、意見の食い違いは必ず起きるものだが、自分が相手の意見を
認め受け入れることで良い方向に向かっていくのではないだろうか。
第9の手紙:【運命】
「人は変われる。でも、なかなか変わらない」
第9の手紙:【運命】より引用
祖父が80年生きてきて分かったことらしい。
「人の本質」とは、なかなか変わらないという事だ。
子供時代に卑怯でウソつきだった少年が、大人になって正直になることは、なかなかない。
一方で、心やさしかった少女が、粗暴な女性になる事も、そうはない。とされている。
「運命を動かすものが、何か」を知ってほしい。
第9の手紙:【運命】より引用
どんなときも、「宿命」「運命」という観点から、人を見るといいよ。
その観察から、「変われる人と変われない人の違い」を発見して、自分の人生に役立ててもらいたい。
人は変われると思って、必死になってしまった事があるが、結局相手の方は変わらなかった。
もう少し私が受け入れる事ができたなら、今は変わっていたかもしれませんね。
「人生の目的は、自分らしく生き、人とつながること」だ。
「この世界を、少し良くして、次の世代へ渡す・・・」
第9の手紙:【運命】より引用
最後は、次の世代へと受け継がれていくことで、終わりになっている。
こうして、素晴らしい英知を引き継いでいくことは、自分自身も両親、祖父母、先祖様がいた
おかげだと思い、感謝の念がわいてくる。
まとめ
色々な自己啓発本や成功本を読んできたが、この本には全てのエッセンスが含まれており、まさしく
「人生でいちばん大切なものを学ぶ機会」が与えられた一冊だと思う。
この記事では説明しきれない良い言葉や内容が詰まっています。
自分の経験はまだ浅いので、子供たちに伝える事が難しかったりするので、それぞれに1冊を与えて
好きな時に読んでもらう事としました。この内容を彼らも将来の子供たちにつなげていってもらえたらなと思います。
皆さんも、是非お手に取って読んでみてください。おすすめです!
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