8月4日は箸の日、その由来とは?

記念日

箸の日とは、毎年8月4日に行われる日本の記念日の一つです。この日は、箸の歴史や文化、正しい使い方やマナーなどを学び、箸に感謝する日とされています。では、なぜ8月4日が箸の日になったのでしょうか?その由来についてもご紹介いたします。

箸の歴史について

箸の歴史は非常に古く、紀元前11世紀頃にはすでに中国で使われていたと考えられています。その後、仏教や食文化とともに朝鮮半島や日本に伝わりました。日本では奈良時代から平安時代にかけて広まり、江戸時代には現在のような形や大きさの箸が一般的になりました。一説によれば、縄文時代から既に箸のようなものは使われていたようです。現在では、世界中で約30億人が箸を使って食事をしていると言われています。

マナーや正しい使い方について

箸を使う際には、正しい持ち方や使い方を心がけることが大切です。
正しい持ち方は、右手で持つ場合、親指と人差し指で上側の箸を挟み、中指で下側の箸を支えるというものです。左手で持つ場合は、逆になります。
正しい使い方は、上側の箸を動かして食べ物を挟み、下側の箸は動かさないというものです。また、箸を使う際には、以下のようなマナーや作法にも注意する必要があります。

  • 箸を持つときや置くときに音を立てない
  • 箸を口に入れたまま話さない
  • 箸で食べ物を指さない
  • 箸で食べ物を探らない
  • 箸で食べ物を刺さない
  • 箸で食べ物を引き寄せない
  • 箸で食器をたたかない
  • 箸同士を交差させない
  • 箸を立てて食べ物に刺さない
  • 箸を渡したり受け取ったりしない

箸の日は、箸の歴史や文化、正しい使い方やマナーなどを学び、箸に感謝する日です。箸は日本人にとって身近な道具であり、日本の伝統や美意識を表現するものでもあります。箸の日には、自分の箸に目を向けてみることで、日本の文化や食文化について改めて考える機会になるかもしれませんね。

箸の日の由来とは?

箸の日の由来には、二つの説があります。
一つ目は、8月4日が「は(8)し(4)」と読める語呂合わせからきているという説です。この説は、1980年に日本箸協会が制定したもので、当時の内閣総理大臣であった大平正芳氏から祝電を受けたことで広く知られるようになりました。
二つ目は、8月4日が中国の伝説上の人物である伏羲(ふくぎ)氏の誕生日であるという説です。伏羲氏は、中国神話において人類の祖先とされる人物で、天地創造や八卦の発明など様々な功績があるとされています。伏羲氏はまた、人類に初めて箸を使わせたという伝説もあります。そのため、中国では8月4日を伏羲節として祝う風習があります。この風習が日本に伝わり、箸の日として定着したという説です。

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