「失敗を恐れるな!」 よく聞く言葉ですし、よく使う言葉でもありますね。チャレンジ精神を高揚させるためや、失敗した人への配慮であったりします。でも、その言葉には有効期限があることをご存じでしょうか?
「失敗を恐れるな!」の本音
失敗なくして、成功などありえません。「失敗は成功の母」などとも言われます。
確かに、成功の連続が続くことなどあり得ないことですし、何も失敗しないのも逆に心配です。
もしも、会社や組織に所属していたら、その本音は知っておいた方がいいですね。
失敗したら、会社や組織に損害を与えるのは間違いないです。
ですから、「失敗せずに会社に利益をもたらせ!」と言うのが本音ですね。
とは言うものの、成功ばかりする人もそうそう居るものではありませんので、失敗を恐れてびくびくしながら前例踏襲ばかりされないように、上司としても高揚させなくてはいけません。
そこで使われるのが「失敗を恐れるな!」です。
失敗した時の解決方法
では、失敗した時にはどうしたらよいのでしょうか?
有効的な解決方法はあるのでしょうか?
あなたが会社に属しており、仕事で失敗したときの対処法は以下の通りです。
- 早急に報告する
問題が大きくならないように、上司や先輩・関係者に対して状況をスピーディーに報告 - 間違えた事を謝罪する
どんなに努力してもミスを防ぐことはできません。言い訳せず誠実に謝罪してください - 自分なりに解決策を考える
どうして失敗したのかを把握し、解決策を提示しましょう。但し、上司からの指示には従う事 - 周りの人の意見を聞きフォローしてもらう
一人でミスをしたから一人で挽回しようと思っても、出来ないことがあります。
そんなときには素直に周りの人に協力を求めましょう。 - 気持ちを切り替える
いつまでも失敗したことを引きずっていては、新たにミスを犯してしまうかもしれません。
今回の失敗は次に生かす糧として、前向きに気持ちを切り替えましょう。
誰もが一度は失敗する事があるでしょう。
そのな時は、慌てず焦らずに対処しましょう。
「失敗を恐れるな!」には有効期限があります
会社としては、失敗しないで利益を獲得してくれた方がいいに決まっています。
しかし、そんなことを言っていては人は育ちません。
では、経営トップが求める人材とはどんなものなのでしょうか?
百万円の損を出す失敗でも、辞めてほしいと思う人がいます。一方には、一億円の損害を出しても、辞めたりせず働いてほしい人もいます。
ミサワホーム三澤社長の言葉より
要は、失敗の中身が問題になるのです。
ろくすっぽ勉強もしないで、組織全体の勢いに便乗して失敗する様ではダメです。
「現状よりもっといい方法はないのか?」「今の仕事のやり方が最適なのか?」
「改善点はどこだろう?」「こんなやり方もあったのか?」
そんな気づきを与えるために、「失敗を恐れるな!」と言っているのです。
でも、その「失敗を恐れるな!」にも有効期限があります。
それは、社会に入り、仕事を覚え始め、ものごとの通りを学び始めた20代に限ります。
30代、40代にもなって、同じようなミスをしている様では少々情けないのではないでしょうか。
ですから、「失敗を恐れるな!」の有効期限は20代までとなります。
まとめ
今日は、普段使っている言葉から人生の教訓を学びました。
言われる方も、言う立場の方も、その言葉の本当の意味合いや込められたメッセージを理解して使いたいものですね。
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