誰しも何らかのコンプレックスを持っているのではないでしょうか?
コンプレックスの中にも強いものと、弱いものがあります。コンプレックスが強すぎると「どうして俺はいつもこうなんだろう?」「自分はダメな人間だ」などと落ち込んだり、自分自身をイジメてしまうのではないでしょうか? では、そんな時にはどうしたらいいのでしょう。
コンプレックスとは何か?
そもそも、人はなぜコンプレックスを感じるのでしょう?
なかには、コンプレックスを感じない人もいるかもしれません。そんな人は厚顔で図々しい人なのか、世の中が自分中心に回っていると思っている人でしょう。あなたはどうですか?
一般的には多少のコンプレックスを持っていた方が良いとされます。
それは、自分の弱さをバネに頑張って克服できる事が少なくないからです。では、そもそもコンプレックスとは何でしょう?
コンプレックスとは、周囲の人と自分自身を比較し、その優劣の差を認識しようとする心理作用。
つまり、自分と誰かを比較したときに生まれる差を認識した時、コンプレックスが生まれるのです。
どうやってコンプレックスを克服するの?
先述の通り、誰かと比較した時に生まれる差がコンプレックスになるのであれば、誰とも比較しなければよいのでは?つまり、コンプレックス自信を排除すれば悩む必要もなくなるのでは?そう思われた方もいるかもしれません。
しかし、皆さんは社会生活をおくるうえで、誰とも会わないでいることや、仕事や勉強を一緒にやらない事ができるでしょうか? そんな選択ができる人は殆どいないと思います。
では、どうするべきか?
答えは、「ほどよいコンプレックスを持ち、それを克服するべく努力をする。」です。
なんだ、当たり前じゃないか!と思った方も多いでしょう。でも、それが出来ている人はどれだけいるでしょうか?こんな話がありますので参考にしてください。
元サッカー日本代表選手でJリーグ年間最優秀選手賞なども獲得した、中村憲剛選手は子供の頃からプロ選手になるまで、苦手な事が多くてコンプレックスの塊だったそうです。
「まず足が遅い」「長距離が苦手」「筋トレも全然」とサッカー選手として重要なことが苦手だったそうです。プロには何をやらせても上手いという選手もいますが、中村選手は苦手なことの方が多かったそうです。
おまけに高校に入った時は身長も154㎝と低く、周りの生徒と比べると大きなコンプレックスを感じていたようです。
では、どうやってコンプレックスを克服したのでしょう?
結論から言うと、完全には克服が出来なかった。しかし、苦手な事を克服する努力を続け、自分の得意とする分野に気づき、それを伸ばしていったそうです。
大きい選手とヘディングでの競り合いや、スピードでぶっちぎるなんてことはできなくても、ボールを扱う技術であったり、キックの正確さや視野の広さが他人より秀でているということに気づき磨き上げたことが、彼のコンプレックスが、最優秀選手に輝くようなステータスへと変わったのだと思います。
ほどよいコンプレックスを持つことは、苦手を改善するモチベーションにもなります。一つの事だけで比較するのではなく、自分の得意な分野を見極め、それを伸ばす努力をしていくことが、コンプレックスを克服する解決策になるのではないでしょうか。
まとめ
何かを始めたら、最初からうまくいく事は殆どありません。
それを誰かと比べて落ち込んでしまうかもしれません。でも、その弱点を真摯に受け止め、改善していく努力をすれば、それが自信につながり新しい自分を見つける事ができるでしょう。
見事克服する事もできるかもしれません。それも全てはコンプレックスのあったおかげかと思います。
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